アメックスのTVCMについて思うこと

最近、よくTVCM見ますよね。

みなさん、どんな印象でしたか?

昔から、ずっとアメックスのクレジットカードを使っている者からすると、ちょっと違和感がありました。

ポイント、日々のサービス、使えるといったことが頭に残る。

*2018年5月追記 ポイント推しのTVCMがサイトからなくなっていたので、別バージョンのリンクに差し替えております。

あれ??
洗練・上質・他の人には持てない。持つことの憧れ
といった人の見栄みたいな価値も、正直あるなと思っていましたが、実用的な方向のイメージ。

もちろん、TVCMのトンマナはとても良いものを印象づけるし、悪くはない。

なんと、ナレーションの声の主は、市川海老蔵。

見えないところまでこだわるアメックスの上質感が伝わります。

しかし、ちょっと今までとズレを感じる違和感。

下記のようなリリースが出てました。http://prw.kyodonews.jp/prwfile/release/M101163/201609053941/_prw_OR1fl_Dh8FI6PD.pdf

(以下上記より、抜粋)
本ブランド広告は、「世界で最も尊敬され、求められるサービスブランドになる」というアメリカン・ エキスプレスのブランドビジョンを具現化したものです。
広告の最後に現れる「Realisethe Potential(リアラ イズ・ザ・ポテンシャル)」というメッセージには、アメリカン・エキスプレスが提供する特典やサービスを、 お客様に最大限に活用頂き、お客様の生活の可能性を広げて頂きたいという願いが込められています。
従来のイメージを一新し、アメリカン・エキスプレスを、お客様により身近に、日常に感じていただくことを目指します。

なるほど。
世の中の環境変化に対応する新たなチャレンジなのですね。

クレジットカードだけではなく、車でも、
以前は、いつかはクラウンといった良い車を持ち、乗ることがステータスになっていました。
しかし、最近は、車を買うことも控え、レンタカーで十分といった価値観・生活スタイルも都市部にはあります。

クレジットカードにおいても、楽天カードみたいにポイント還元率が高いカードが多く出てきており、
ユーザーも、高いステータスより実用性に流れていることも少なからずあるでしょう。

また、上位カードでも、様々な会社のゴールドカードが乱立し、ゴールドカードバブルな状況、
ダイナースカードのような老舗のプレミアムカードもあまり見なくなりました。
そのような環境変化に対抗した新しいTVCMなのでしょう。

高みのゴージャス→背伸びできる上質。

感覚ですが、
前は、とにかくゴージャス!かっこいい!ステータスといったイメージが先行していたのかもしれませんが、
今の時代に合わせると、いつもそばにいる使えるやつ、ワンランク上の生活を楽しめる。
といった実用性と洗練さの両立が求められているのかもしれません。

まあ、どちらにせよ、アメックスのクレジットカードのサービスはとても上質だと思いますし、
持つことでのステータス感を私は感じます。

また、過去のブランドイメージをそのまま体現するアメックスのクレジットカードとしては、
今後その上位カードであるプラチナカード以上に担わされるのかもしれませんね。

より一層、本当にアメックスプラチナカードに価値があるのか?
この質問への答えが重要な気がします。
引き続き、実証実験し、その価値を体験していきたいと思います。